昨年からずっと下落傾向にあったコンテナ海運市場は、今年3月に入り、大幅な改善を見せたようだ。過去3週間、コンテナ運賃は継続的に上昇し、上海コンテナ運賃指数(SCFI)は10週間ぶりに1000ポイントの大台に復帰し、週ベースでは2年ぶりの大幅な上昇を記録した。
 
 		     			業界関係者は、第2四半期の市場動向は第1四半期に比べて改善の兆しを見せているものの、実際の需要はそれほど改善しておらず、その理由の一部は、中国の労働節休暇に伴う早期出荷のピーク期によるものだと指摘している。最近のニュース米国西部の港湾労働者の作業ペースが鈍化したことが原因とみられる。ターミナルの稼働には影響はなかったものの、一部の荷主は出荷を積極的に行うようになった。足元の米国線運賃の反発やコンテナ船会社の船腹調整は、5月に発効する新たな1年間の長期契約価格の安定を目指し、船会社が交渉に全力を尽くしている状況とも考えられる。
3月から4月は新年の米航路コンテナ運賃長期協定交渉の時期とみられている。しかし今年はスポット運賃が低迷しており、荷主と船会社の交渉には大きな隔たりが生じている。船会社は供給をひっ迫させ、スポット運賃を押し上げ、値下げしないという主張を固持することになった。4月15日、船会社は米航路の値上げを相次いで確認し、値上げ幅は1FEUあたり約600ドルで、今年初めてとなった。この値上げは主に季節的な出荷と市場の急務注文によるもので、運賃反発の始まりとなるかどうかはまだ分からない。
WTOは4月5日に発表した最新の「世界貿易見通し・統計報告」の中で、「世界情勢の不安定さ、高インフレ、金融引き締め政策、金融市場といった不確実性の影響を受け、世界の商品貿易量は今年増加すると予想される。その成長率は過去12年間の平均2.6%を下回る見込みだ」と指摘した。
WTOは、来年の世界GDPの回復に伴い、楽観的な状況下では世界貿易量の成長率が3.2%に回復し、過去の平均水準を上回ると予測している。さらに、WTOは、中国のパンデミック対策の緩和が消費者需要を解放し、貿易活動を促進し、世界の商品貿易を増加させると楽観視している。
 
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投稿日時: 2023年4月21日
 
 				       
 			


 
  
              
              
              
              
                